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投稿日時 2010-9-12 0:43
管理人
投稿数: 311

お箸使いの基本は4つ。まずはこれを覚えましょう。
1.器を持って頂く時
和食では箸と同様に器も大切なものとして丁寧に扱います。
まず、器を両手で取り上げ左の手のひらにのせます。次に右手で箸の中央より右側を持ち取り上げます。器を持ちながら左手の小指と薬指の間に箸を挟み、右手を箸頭の上の方へすべらせます。そのまま右手を下に回して箸を持ち直し、安定したら左手から外します。左手で箸を持つ場合は、左右を逆にします。箸をおくときは、逆の手順です。
2.お箸の置き方
箸置きは、直接口に入れる箸先が直に膳に触れることのないように用いられた箸枕のことです。箸を置くときは、口に触れる箸先3cm位を箸置きより外に出すようにしておきます。あらたまった席では、ほとんどの場合箸置きが用意されています。
*お店の心遣いで、料理がくっつきにくいように箸先3cm位をしめらせてくださっているところもあります。
3.箸置きがない場合
折敷(おしき)で供される場合には、箸置きがないこともあります。そのような場合は、箸先を折敷の左縁にかけて箸をやすめます。食べ終わったら箸は真ん中に平らに置きますが、箸先が汚れていたら懐紙でぬぐうか、箸先を懐所して包んでおくと見苦しくありません。
4.箸袋だけがある場合
大いに活用しましょう。代表的なのは千代結びですが、二つ折りにして真ん中から山形に折るだけでも構いません。いろいろな折り方がありますが、簡単なもので充分です。
*食後は、千代結びにした箸袋の中へ箸先を入れましょう。折らないままの箸袋に戻す場合は、袋の端を下側に折り込んで“使用済み”がわかるようにしておくと親切です。
お箸の種類
一般に普及しているものは5種類で、木製の他に竹製もあります。
高級品
天削げ(てんそげ)箸:天が削られていることが語源です。主に杉が使用されますが、檜や松からも作られます。逆さと間違えない様に、上部が斜めにカットされています。
利休(りきゅう)箸:吉野杉のものが最上級とされ、赤身と白身があります。檜や松でもつくられます。両端を細く削って面を取り、中央が太く平面になっています。
中級品
元禄(げんろく)箸:以前は杉が材料でしたが、現在では檜、松、韓国産ポプラなどの材料が使われています。箸頭と箸先の4つの角を丸くし、割れ目に溝をつけて割りやすくしています。
小判箸:樺や松などで作られます。箸頭と箸先の4つの角を丸くしてありますが、割れ目に溝がありません。
大衆品
丁六(ちょうろく)箸:柾目(まさめ)の通らない端材でつくられます。角を丸めず、割れ目に溝がありません。
*割り箸の正しい割り方は、箸をひざの上に持っていき、横に寝かせます。左手で端を支えるように持ち、扇を広げるように上下に力を入れて割ります。縦に持って左右に割るのは粗暴な印象を与えます。また、膳の上で割ると木くずが落ちたり、勢い余ってそそうをすることもありますので、気をつけましょう。
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